遊び恋愛
「お?」
サイトにカウンターを設置しようとして、来客人数をみた。
横目でチラッと見たのに目に飛込んできたその数字を疑った。
ガタリと立ち上がったからか、椅子の首がコトリと動く。
「…嘘でしょ?まだ、出来てないし…。あたし、自分で9までカウンター回したけどさ…。」
見事に11と表示されるカウンター。
詳細チェックに回るとその二つは同一人物だった。
しかし、このID見覚えが――…。
なんだっけなぁ、そう思い頭を捻っていると――…。
あっ、と、なって自作小説サイトを開く。
「あ〜…っ。キリヤさんだぁぁ」
キュン、と胸を締め付けられる。
この自作サイトも、自作小説サイトも、某サイトも…。
全て、キリヤさんが第一発見者なんてっっ。
ニマニマとしながらカウンターを設置し、完成したサイトを眺める。
「うんっ、こんなもんでしょ??」