素直に言えよ
*転校生

偶然の再会




<唯華side>


...暑苦しい。


「もう寝ていられないっ!!」


私は、ベットから跳ね起きた。


そのまま自分の部屋を後にする。


「おはよ。お母さん」


「おはようじゃないわよ!!遅刻よ遅刻!!」


「へ?」


バタバタしているお母さんにそう言われて時計を見ると...


「やばっ!!7時50分じゃん!!」


私ったら!!8時には学校にいなくちゃいけないのに!!


急いで制服に手を通す。


久しぶりだなー、この感じ。


って!!そんなこと考えてる余裕ない!!


頑張って走ったら間に合うかな?


間に合いますよーに...


もう、私のばかばかばかっっ!!


「朝ごはんいらないっ」


私は急いで家を後にした。



< 1 / 131 >

この作品をシェア

pagetop