素直に言えよ
ふーん...
アイツ、渡部唯華って言うんだ。
まあ、名前分かってもいる場所分かるわけじゃないけど。
「...いた」
30分くらい探しただろうか。
クレープ屋の前のテーブルでクレープを食べている渡部唯華を見つけた。
そばには渡部唯華の友達であろう大人っぽい女がいた。
渡部唯華はかわいい系。
なんか2人で話して、笑いあってるし。
って、気付いてないのかよ。
ケータイ無くなってんだぞ?
「ちょっといいか?」
俺は渡部唯華達に声をかけた。
「えっ!!唯華、こんな奴と知り合い?」
おい、こんな奴ってなんだよ。