素直に言えよ



私はちょこちょこと三浦くんの横に移動してお弁当をひろげた。


「彩純ー、その卵焼き一口ちょーだい」


「いいよー」


近藤くんがあずちゃんに甘えてる!!


あーん、なんてしちゃってるし。


「なあ...唯華」


「なに?」


ちょうどご飯を食べ終えたくらいに三浦くんに話しかけられた。


あずちゃん達はと言うと...


まだ、いちゃいちゃしてます。


「俺とさ...付き合わねぇ?」


いきなりの…告白!?


絶対ないよね。


「えっと...どこに?」


そう言うとはぁ、と大きな溜め息をついた。


えぇ!?


なにか変なこと言った?


「だから、俺の女になれってこと」


「...冗談きついよ?」


うそだよね。



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