素直に言えよ
こんなイケメンが私を好きなんてありえないもん。
それに...
「私、男の子に興味ないから...」
興味ないってことはないけど...
なんて言うかね...?
「おもしろいじゃん。絶対俺のモノにしてやるから」
え?
三浦くんの...モノ?
あり得ないよ!!
それより...
「そう言うことは…好きな人に言うんだよ?」
気まずい空気が私達の間に流れる。
...三浦くんって軽いよね。
あってばっかりの人にキスさせるし...
違う女の子たちにもしてるのかな?
「もうすぐチャイムなるから戻ろうぜ」
ちょっと気まずい空気を破ったのは三浦くんだった。
「そうだね。行こっか」
私達は屋上のドアに向かって歩き始めた。