素直に言えよ
「あ、電気ついたぞ」
パァっと部屋が明るくなる。
その時、私がしていたことの恥ずかしさを知った。
「きゃあ!!」
暗くなったときとは違う悲鳴。
「なんだよ」
なによ...そのめんどくさそうな顔!!
抱きしめてくれていた時もそうだったのかな。
「唯華が抱きついてきたんだろ?」
そうだけど...
「恥ずかしいじゃん...」
私、すごいことしてたんだよね。
三浦くんに...抱きつくなんて!!
...きっと今、私顔真っ赤。
顔から火、出そう...
「って言うかさ?唯華、暗い所苦手なんだな。意外~!!」
「なっ!」
ばかにしてるでしょ、絶対。
「しかも、雷もとか」
そう言いながら私に近づいてくる三浦くん。
壁に追い詰められてるのは...
私の思い違い!?