スクランブル・ジャックin渋谷
交差点内

踊っている道産子たち。都会の慣れない酷暑にも耐えて、踊っている。

踊る道産子たちの間を縫うように割って突入する、機動隊たち。

隊長が、a子の前に立ちはだかった。

隊員1人で、2人の道産子ジャッカーを捕まえることになる。
隊長、a子の右手を握って捕まえる。
    ○    ○

隊長、手錠を持って知的不自由者の女性a子を逮捕しようとする。

隊長の背後に、いつの間にか黒子Aが立っていた。

黒子A「信じられない。お前たちは、身体不自由者を逮捕するつもりか?」
    ○    ○

注釈。「身体障害者」は、差別用語と認知されているようなので、本書では「身体不自由者」と表現させてもらいます。

厚生労働省から、適切な用語として認定されるまで、それまでこの表現を使用します。
    ○    ○
< 30 / 108 >

この作品をシェア

pagetop