スクランブル・ジャックin渋谷
 100人全員で、仲良く殴りあいをしている。
 格闘している、警察官KとヤクザK。

 警察官L、ヤクザLから左の横顔に蹴りを入れられる。

 整列した警察官たち、回し蹴りでヤクザたちを一斉に蹴り倒す。

 一斉に綺麗に倒れる、ヤクザたち。
宏、組長の襟首をつかんで立たせる。

組長は、まだ目を痛がっている。

警察官たちは、各自相手のヤクザの胸元をつかんでは、立たせる。

 102人が、交差点の中央で立っている。
 宏、組長相手に背負い投げをする。

 他の警察官たちも、ヤクザたちに対して背負い投げをする。
 一斉に、路面に倒されるヤクザたち。

 否、足腰の弱い宏だけは、組長を投げられずに、自分自身路面に倒れてしまった。組長の体重に、負けてしまったようだ。

 地面に倒れている、ヤクザたち。
 倒れている宏。何もなかったのかのように、即座に立ち上がる。 

 宏、右手で手錠を持って高く上げる。
 警察官たちも、右手で手錠を持って高く上げる。

 宏、組長の左手首に手錠をかける。警察官たちも、ヤクザの左手首に手錠をかける。
 目を痛めて観念している、組長。

 宏は、ヤクザの全員逮捕に酔いしれている。ニヤっと笑う。

宏「何か、言いたいことはあるか?」

組長「この街は、俺のシマだ。誰にも渡せねえ」

宏「この街を今支配しているのは、この俺だ…」

 宏の両目が、一瞬、ピカッと白く光り輝いた。
 目を大きく開けて、驚愕する組長。

 ニコッと不気味に微笑む、宏であった。
 ミュージックJ、終了。
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