恋日和~記憶を越えて~
「湧だよね?
人違いじゃないよね」
「おっ、おう」
びっくりしたー!
人違いだったら、恥ずかしい。
それこそ、トラウマだけど・・・。
あたしは頭をブンブンと振って、
思い出さないようにした。
「じゃあ、帰るか」
「うんっ!」
なんだ。
あたし、湧とちゃんと話せてるじゃん。
実は、今年初めて話した。
緊張も、湧となら楽しめた。
あたしって、やればできる女かも!?
「I can do it~♪」
「え!?どうしたの・・・?」
湧にツッコまれながら、2人で歩く。