恋日和~記憶を越えて~
たくさんの、
”ありがとう”と”ごめんな”。
見ているだけで、湧くんの
優しさが伝わってきた。
新着メールが入っていた。
”お前、記憶無くしたってマジかよ?
無くしたとしても、お前に今日あげた
ノートの紙切れ、見てくれ”
「紙切れ・・・?」
「あぁ・・・今日、日和が保健室にいたときに
渡したんだ。
たぶん、筆箱に入ってる」
「見てみる」
自分の筆箱・・・。
あった!
この中に、湧くんからの手紙が
入っているらしい。
あたしは、中を見てみた。