恋日和~記憶を越えて~


”俺が、お前を一生幸せにする”?


「湧くん」
「おう?」

「あたし、湧くん・・・?
いや、湧のこと分かる気がするよ」




もう、あたしの記憶の中に
湧と見たものや話したことは無い。


でも、1つだけ分かることがある。


「湧のこと、もっと知りたい」

あたしたちは過去で付き合ってたんでしょ?

「0からなっちゃうけど・・・
やり直したい・・・ってゆうわがまま」


「日和・・・俺も、
手紙に書いてある通り、幸せにするから」


だって、こんなあたしを
支えてくれる人なんて滅多にいないよ。


「ありがとな、これからもよろしく」

「こちらこそ、早く記憶取り戻せるように
頑張るよ!!」




そして、この日は
湧のこととか家族のこと、友達のことを
いっぱい聞いて
湧とバイバイした。
< 78 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop