恋日和~記憶を越えて~
”俺が、お前を一生幸せにする”?
「湧くん」
「おう?」
「あたし、湧くん・・・?
いや、湧のこと分かる気がするよ」
もう、あたしの記憶の中に
湧と見たものや話したことは無い。
でも、1つだけ分かることがある。
「湧のこと、もっと知りたい」
あたしたちは過去で付き合ってたんでしょ?
「0からなっちゃうけど・・・
やり直したい・・・ってゆうわがまま」
「日和・・・俺も、
手紙に書いてある通り、幸せにするから」
だって、こんなあたしを
支えてくれる人なんて滅多にいないよ。
「ありがとな、これからもよろしく」
「こちらこそ、早く記憶取り戻せるように
頑張るよ!!」
そして、この日は
湧のこととか家族のこと、友達のことを
いっぱい聞いて
湧とバイバイした。