妄想少女と標的君【完】




「うん…ありがとう。でも大丈夫だよ?」



えっ?



体を放して、私を見つめながら


「悲しくて辛くて、それでも好きだったアイツを忘れられたのは、水原を考えてるときだったから。」



「そ…なの?」



うそ…



すごく嬉しい…



すごく



すごく



すごく



「すごく嬉しい!!!」



飛び跳ねて喜んだ。



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