妄想少女と標的君【完】




パッパー――――!!!



車がすごいスピードで私の後ろを過ぎようとした



「ヤバッ」



その刹那、腕を掴まれてそのままぐいっと誰かに引き寄せられた。



「っぶねー…」



ふぅ…と息をつくのはもちろん上田君。



私はというと、突然の危険と+α上田君と密着していることに心臓ばっくばく。



と、とりあえずお礼…



「助かったよ。ありがとう。」



顔を見ようと上田君を見上げる。



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