妄想少女と標的君【完】




「上田君、どこに向かってるの?」



ふと気になって聞いてみる。


特にどこかに行くって話しなかったし、私の家からどんどん遠ざかって行っているから…



「どこって…家にかえ…っ!!!」



はっとした上田君。



「…?上田君ちに行くの?」



「あっちがっ!…………普通に自分の家に帰ろうとしてた…」


あちゃーとしながら赤面。




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