妄想少女と標的君【完】




生徒はあまり行ってはいけないと、立ち入り禁止の看板が立っている。



正直ここにわざわざ放課後来る意味は無い気がする…



立ち入り禁止なのにドアに鍵がかかってないって、ちょっと甘すぎる。



そっと、できるだけ静かに開ける。



いや…ほら…ねぇ?



わざわざ来るとしたら、告白的なものになるんじゃないかと思うでしょ?



そっと開いたドアの向こうに、はたして上田君はいた。



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