妄想少女と標的君【完】




今度は声を上げて泣いた。



人がいないから、気にする必要もない。



もともと、叶うとは思ってなかった。



でも、少しでも可能性があるならって思いたかった。



だけど…



だけどっ



「大丈夫かい?」



「っ!!!」



気づかないうちに、白髪のおじいさんか私の隣にいた…



< 82 / 124 >

この作品をシェア

pagetop