妄想少女と標的君【完】





教室に行くと、真優ちゃんと香奈が待っててくれた。



私が探しに出かけて2時間は経ってるのに…



ごめんね。ありがとう…



「上田君いた?」



真優ちゃんがにこっと聞いてきた。



「いたけど、断られちゃった」



なんとか笑ってみせる。



「彼女…いるんだって…」



すっきりしたはずなのに、やっぱり引っかかるなぁ…



「「うそっ」」



真優ちゃんと香奈の声がはもった。



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