妄想少女と標的君【完】




嬉しい!!



ちゃんと分かり合えて、嬉しい!!!



「で?」



「何が?」



またキョトンとしちゃった。



「だから…返事……………告白の……」



「顔真っ赤だよ?大丈夫?」



今度は意地悪く言っちゃう。



「うっせ…」



ふふふ…



お互いニヤケちゃうなぁ…



あれ?



重要なこと言われてない……!


「上田君!」



「なに?」



「ちゃんと告白の決まり文句言ってもらわないと…答えにくいんだけど?」



上田君がはっとした顔して固まるから、こっちまで固まったわ。



< 99 / 124 >

この作品をシェア

pagetop