妄想少女と標的君【完】
嬉しい!!
ちゃんと分かり合えて、嬉しい!!!
「で?」
「何が?」
またキョトンとしちゃった。
「だから…返事……………告白の……」
「顔真っ赤だよ?大丈夫?」
今度は意地悪く言っちゃう。
「うっせ…」
ふふふ…
お互いニヤケちゃうなぁ…
あれ?
重要なこと言われてない……!
「上田君!」
「なに?」
「ちゃんと告白の決まり文句言ってもらわないと…答えにくいんだけど?」
上田君がはっとした顔して固まるから、こっちまで固まったわ。