いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

「どーなって園里と付き合ったの?」

「……え。」

予想と違う言葉だったのか、芹成ひしばらくポカンとしていた。

その後何かを感じてくれたらしく、遠くをみながら微笑む。

「綺麗だなって一目惚れ。で、猛アタック。親戚だからって躊躇ってたのに、いつの間にかこーなった。」

…まるで本を読むみたいに淡々と語られたそれは、なんだか夏の海にはあわなくて。

苦笑いと曖昧な返事で流した。

…聞いたのは俺なんだけどな?

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