いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
「そいつ、俺以外に懐きませんよ。」
突然聞こえたその声に、男の人たちはいっせいに振り返った。
あたしも続いて、顔を上げる。
「…天っ!」
そこにいたのは、天と芹くん。
2人ともが、男の人たちを睨んでいた。
「は?誰だよ。」
「彼氏ですけど。つーか、オレの煌になんで気安く触ってるわけ?…殺すよ?」
そう冷ややかに告げた芹くんは、真っ直ぐ煌ちゃんの方に向かって行く。
煌ちゃんは慣れているのか、なぜか涼しい顔。
男の人は命の危険を感じたのか、芹くんが3歩目を踏み出した瞬間に、どこかへ逃げていった。