いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

いつもよりずっと優しい声なのに、さっき見た冷たい表情のせいで、手がのばせない。抱きつけない。

「天…めぐちゃん平気?」

隣から聞こえる芹くんの声にさえ、ビクッと体が反応した。

芹くんなのに…天なのに…!

「ん、極端にアクション嫌いだからなー。まぁ大丈夫。いつもだから。先行ってて。」

天の言葉で、芹くんも煌ちゃんも、先にパラソルの方へ戻った。

…けど。

「初めてだな、メグがこんなに俺に怯えるのって。」

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