いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
自分が悪いんだから仕方ないと、涙を我慢して、煌ちゃんともう一度謝った。
…もう、絶対遅刻なんてしない。
そう決意して顔をあげると、天の左手が、あたしの右手を握った。
その顔はいつも通り、甘くて優しい。
「分かったならいい。…行こう?」
コクリと頷けば、天は笑って、あたしの手を引いた。
いつの間にか芹くんと煌ちゃんも笑っていて…なんだか、一件落着みたい。
あたしたちは4人で、屋台のたくさん並ぶ、境内へと続く道に足を踏み入れた。