いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

「なんでバンドまでしなきゃなんねんだよ…」

芹成の提案、というかむしろ半強制的なそれのせいで、俺はなぜか、ギターボーカルをすることに。

芹成がドラムで、他のパートは適当にクラスメイトで埋めるらしい。

「…俺、ギターしてたの1年もま・・・」

「大丈夫。有志バンドのオーディションは来週だし!」

………無理に決まってんじゃん。

俺を部活に行かせない気か?

「芹成、俺には部活ってものが・・・」

「え、知らないの~?」

不満の声を漏らすと、芹成が驚いた表情になって、なにか紙を差し出してきた。

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