いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
それからまたしばらくガタンゴトンと電車に揺られ、とある駅に着いた。
「メグ、降りるぞ。」
「へっ!?う、うん!」
もちろん行き先を知らなかったあたしが、素早く反応できるわけもなく。
電車から降りるときに、躓いて転けそうになった。
「うわっ…」
「危ねっ!」
すかさず伸ばされた天の腕に捕まり、なんとか体を支える。
…思いっきりした頭突きのことは、気にしない。
「…大丈夫か?」
硬直していたあたしの顔を、心配そうに天が覗きこんだ。