いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
「こっち。メグに、見せたかった。」
サラリと漏れたその言葉に、あたしが赤面しないわけもなく…
冷たいはずの海風が、すごく気持ち良かった。
天はそのままあたしの手を引いて歩き、風がしのげる小さな小屋に入る。
「あ、海の家だぁ!」
…よく見るとそこは、夏場に戦場と化す、海の家。
シーズン以外だと、こんなに静かなんだ。
中に入ると、近くの椅子に座り、どこからか包みを取り出す。
開けてみてと合図されて開いてみれば、目に入るのはぬいぐるみとオルゴール。
さっきのお店のものだった。
「これ…」
「メグ、1ヶ月ありがと。これからもよろしくな?」
甘い甘いその言葉と笑顔に、あたし、愛されてるとしか感じないっ!