いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

そう言って哀れむような目を向けた園里は、そのままメグを探しに教室を出て行った。

残された俺は、園里の言葉の意味を考えながら、拳に更に力を入れる。

ポン、と右肩に乗せられた腕に振り向けば、しかめっ面の芹成。

あ、そう言えば俺、園里のこと…

あいつのことになると容赦ない芹成の視線は、とても痛くて、怖い。

「…あ、いや、せ・・・」

「天は。」

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