いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
少しトーンの落ちた芹成の声。
あの海での一件以来、初めて聞いた。
普段の明るい雰囲気を一変させるこの時の芹成とは、うまく視線を合わせられない。
「天は…」
一度間をおいて、芹成は言葉を続けた。
「めぐちゃんに甘過ぎるから、あーやってつけあがられんだよ。」
………はい!?
ポカンとした俺を余所に、芹成は淡々と言葉を続けた。
あぁ、さっきまでの俺っとこんなだったんだろうなと、案外冷静な自分。