いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

誰かに携帯を奪われたのか、煌ちゃんの声が遠くなる。

『…校内での電話使用は禁止。』
突然低い声でそう言われ、次の瞬間にはブチッと切られてしまった。

…あ、そう言えば。

開かない目を無理矢理時計に向けると、9時30分。

1時間目と2時間目の間休憩の時間。

そりゃ、先生に没収もされるよね。

煌ちゃん、ごめんなさい…。

あたしは心の中で謝りながら、もう一度眠ることにした。

幸い、お母さんは気を遣って、今日はこの部屋に来なさそうだし。
…おやすみなさい~

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