いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
―ピンポーン
2度目のその音に冷静さを取り戻し、あたしは玄関へ向かった。
「…どちらさまですか?」
平日の昼間と言えど、油断はできない。
あたしは鍵をかけたまま、ドア越しに尋ねた。
「…あ、めぐ?私だよ~」
「えっ、煌ちゃん!?」
てっきり、低くて重い男声が聞こえてくると思ったから、あたしの声が少し跳ねた。
慌ててドアを開けると、本来ならここにいてはいけない煌ちゃんの姿が。