いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
そんなあたしを見て、天は、もっと優しくなる。
立ち上がって、ギュッと抱きしめてくれた。
「メグ、泣かなくていーよ。大丈夫だから、な?」
…やっぱり天は、あたしのほしい言葉をくれるね。
いつの間にか、あたしたちは玄関先で2人の世界に浸っていたんだけど―…
「…月島が……ほんとに優しい…。」
―どこか嫌味を含んでいるその言葉で、現実に引き戻された。
慌てて離れたあたしたちは、声のした方へと振り替える。
…もちろん、犯人は煌ちゃんだった。