魔物☆に恋して~透明な誓い~
真面目な瞳。

あたしの魂も吸い込まれて動けなくなる。

瞳が、揺れる。

「あ、サラ、怪我してる」

あたしの腕を見てしまったらしい。

「あ、うん。キューピッドのイニシエ君に応急手当はしてもらったんだけどね」

「キューピッド?」

「うん」

マヤは、あたしの後ろにいた、イニシエを見つける。

「マヤを射るんだって。あたしのために」

マヤはニッコリ、イニシエに笑いかける。

それから、

「必要ないよ」

って、きっぱり言う。
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