魔物☆に恋して~透明な誓い~
大人しく、包帯の腕を差し出す。

マヤは手をかざして、

「一応出血は止まってるし・・・貧血も起こしてないね」

ちょっと驚いたようにあたしを見る。

「さっき、血を増やす食べ物をもらったんだ」

「・・・そうか。でも、あんまり天界のものを食べないほうがいいよ。
何されるか分からないから」

「わかった」

「とにかく、人間界へ戻ろう。傷が残らないように、薬草を作るから。

サラにあわせたやつをね。その方が、完璧に治せる」

「すごいね。マヤがそばにいてくれると」

「・・・便利だろ?」

いや・・・そうだけど。
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