魔物☆に恋して~透明な誓い~
マヤの体には

もう一人、実態を持たない種類の魔族が入っていて。

時々出てくる。

そいつに、あたしは前に、同じことをされている。

そいつには、気に入られているようで。

なおかつ、からかわれているようで、

マヤを好きなあたしに、マヤの体でちょっかいを出してくる。

・・・でも、

マヤだ。

これ、ちゃんと、マヤで。

「・・・『誓い』のしるし。

誓いっていうのはオレの母親の種族では”契約”って意味。

サラと契約。

オレはさらにもういいって言われるまで、サラと一緒にいる」
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