魔物☆に恋して~透明な誓い~
「・・・なんてね。知ってるよ。オレの常識はほとんど人間寄りだから」

冷や汗が一気に冷えてく。

え?じゃあ・・・

「今のは本当だよ。サラ、どうするかなって、ちょっと思っただけ」

あたしは固まる。

マヤ、楽しそうに笑ってるよ。

イジワルだ~。

マヤにもこういうところあったのか。

ルイカがうつったんじゃないのかな~

「期待もしたんだけど。残念。サラなら、情熱的にお返しをしてくれるんじゃないかと」

言いかけて、

マヤは、あまりに真っ赤ッ赤なあたしを見かねたらしい。

言うのをやめて、あたしを抱きしめた。
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