魔物☆に恋して~透明な誓い~
「コレは、マヤが作ってくれた薬の効き目(・・・のハズ)

魔界の空気に順応出来るための変化(・・・のハズ)」

「そうなんだ。でも、恐ろしく似合ってるね。 

ボクは人間の姿より、こっちのサラの方がいいな」

「天界の人間のクセに、問題発言するね」

「そう?ボクは素直なだけだけど。で?動けそう?」

あたしは体を動かしてみる。

手も足も、背中も痛い。

「大丈夫」

言ってる顔が痛みに歪む。

「痛いなら、痛いって言えばいいのに」

イニシエが首をかしげて笑ってる。

「少し、休んだほうがいいかも。変わりに、ボクが、マヤを探すよ」

「えっ?」

驚いて、イニシエを見る。

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