魔物☆に恋して~透明な誓い~
「じゃあ、その、魔王の息子は、あたしの探してるヒトがどこにいるか、なんて分かったりする?」
の?」

「残念だけど、オレにそんな力はない。

能力も、権力も・・・。

ちょっとコレ、煮詰めてくる」

キョウヤは、薬瓶を抱えて隣の部屋へ行った。

「・・・休んでおこう」

そっと寝転がろうとして、背中で羽根を踏んだ。

「イタッ!!」

跳ね起きる。

その動作で、他の傷も痛んだ。

え~ん。
< 122 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop