魔物☆に恋して~透明な誓い~
「何でもなかったんなら、飯作ってよ。講義、間に合わなくなる」

オージが髪を掻き揚げながら言う。

文句を言うときでも、口元に、王子スマイルを貼り付けて。

何か、頭にくる。

「サラ一人だけ、居候なんだから、家事くらいちゃんとやってくれないとな」

微笑みながら、ルイカが言う。

こっちは、あんまり気にならない。

ルイカがこういうヒトだから。

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