魔物☆に恋して~透明な誓い~
あたしは、布団を跳ね上げながら、ばっと起き上がる。

「居候はみんな一緒じゃないか。

あたしは、それに加えて・・・収入がないだけだ」

さいごはボソッと言って、跳ね上げた布団を

そっとベットに戻す。

「・・・朝ごはん、作ります」

「手伝うよ」

振り返ると、マヤが言った。

ああ、このほかの奴らには微塵もないような優しさ。

この、微笑み。

マヤがいれば、どんなにこき使われても幸せかも。


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