魔物☆に恋して~透明な誓い~

ぬるい時間



「じゃ、行って来ます」

外モードに身なりを整えると、モデルみたいなオージ。

彼はさわやかに、笑顔で言うと、出かけていった。

「オレも、湖の様子見に行かなきゃ」

他の部屋に小さく開けてある、湖への入り口から、
様子を見に、帰るのだ。

湖があるのは、魔界と人間界をつなぐ『通り道』の世界だ。

けれど、今は、人間界からの入り口を閉ざしてあるので、

こちら側からは行けない。

いけるのは、湖への転送機能みたいなものを使って。

なんだけど。

< 23 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop