魔物☆に恋して~透明な誓い~
まったりだった気分を、

自分のハイテンションな心音が一気に壊す。

「さっきのユメのことなんだけど」

「あ、うん」

「本当に痛かったって言ったよね?」

「うん。まだ、覚えてる。背中、貫いたんだよ。

・・・まあ、それにしては、痛みは控えめだったかもしれないけど」

「リアルな痛みだったんだよね?」

「うん」

「それ、本当に痛かったんじゃないかな。

その痛みが起こったせいで、ユメを見たんだよ。

ユメって一瞬で作られて見るものらしいから。

痛みに合わせて、ユメを見た。

それも、『正解』なユメを見たんだ」

「正解なユメって?」
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