魔物☆に恋して~透明な誓い~
「あっ、あたしの大事な、家事の師匠なんだけどね。

いつかは誰かに取られちゃうんだなって。

寂しいなって。

・・・でも、どこかで生きてて欲しいから、そんなもの、盛らない」

「ふうん」

「ほら、あるじゃない。自分のものにならないならいっそ殺そうとか。ないか

ら。あたしには」

「自分のものに」

「わ~っ!!あんまり深い意味はないから、そこに」

って。

何を、力込めて否定してるんだろう。

だって、

今の幸せな時間を、マヤに不快に思われて壊したくない。
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