魔物☆に恋して~透明な誓い~
「まあ。落ち着いて、紅茶でもどうぞ。オレが入れたんじゃないけど」

「・・・はい」

「あ、本当に何にも入ってないので、マヤも、安心してどうぞ」

二人して、相手を警戒する・・・・

フリを楽しみながら、紅茶に口をつける。

おいしい。

自分で入れても、マヤのとそんなには違わない。

でも、同じ紅茶なのに、若干違うのは何で?

ウデかな。

マヤがいれてくれたっていう『ココロ』の問題なのかな。

「ねえ、マヤ、マヤって、どんな薬作ってるの?」

紅茶をすすっていたマヤが、えっ?と顔を上げる。

< 40 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop