魔物☆に恋して~透明な誓い~
それから、ニンマリ笑う。

「お子ちゃまには言えない」

・・・って、どんな薬なんですか。

どっち方面に、未成年に話し難いのかすら、わからないじゃないか。

「じゃ、いい。それ、誰に売るの?」

「う~ん。人間だったり、魔族だったり」

「魔族?」

「上級魔族以上の魔族だね。それ以下は、食うか、食われるかって言う世界で生
きてるから、関係ない」

「その上級魔族は、何の薬を御所望なの?」

「何かは・・・いろいろだけど、主には、人間に対して使うんだ。

人間を誘惑して、魂をもらう契約をさせるため、とか」

「魂・・・」

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