魔物☆に恋して~透明な誓い~

「そりゃあ・・・好き。じゃないと、一緒に住むのは苦痛だもん」

「そうだな。結局、みんなこっちに来ちゃってる」

ニコヤカなような、何かを探り出そうとされてるような、

そういう表情をマヤはしてる。

「うん。ルイカもオージも。それに、マヤも」

言いながら、何だか、マヤの目に、催眠術にかかっていくような気がした。

「みんな・・・好き」

これも、嘘じゃない。

ナカマとしては、好きだ。

ある意味ではかなり嫌いな部分もあるけど。

マヤは不思議な目のまま、あたしを見てる。

「でも、マヤが、一番好き」

言ってから、ハッっとする。

< 45 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop