魔物☆に恋して~透明な誓い~
それから、カップを置いた。

「サラ、大丈夫?」

「・・・さあ、どうだろう」

あたしは、邪魔なテーブルを廻りこんで、マヤのすぐそばに行く。

「自分の世界に帰れるときになったら、仕方ないけど。

それまでは、居てくれるよね」

マヤはうなづく。

「サラが嫌じゃなかったら、オレはずっといても・・・」

マヤは言って、自分の言葉に驚いたように、口を閉ざす。

それから、考えて、あたしを見た。

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