魔物☆に恋して~透明な誓い~
「・・・万人に、モテてたいんだね」

オージはニッコリ笑う。

「その通り」

それから、女の子達の方を振り返る。

「ごめんね、みんな。オレ大事な用事が出来たんだ・・・」

あたしは、とっても我慢強く、それを待つ。

「じゃあ」

女の子たちも、手を振って、行ってしまう。

「さて、行きますか」

「うん」

「何か、不満?」

「あたしはすごく焦って探しに来たのに。マヤが消えたって言うのに、

どうしてもうちょっと、慌ててくれないかな」

オージは、あたしの不満を聞くと、にんまり笑う。

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