魔物☆に恋して~透明な誓い~
「そう。どこに飛ばされるか分からないから、生粋の人間のサラは一番適任じゃない」

「・・・ああ」

「でも、マヤの跡を、いちばん敏感に追えるのは、多分、サラなんだ」

「あたし、前に、マヤに、魔界の空気に耐えれるように、薬作ってもらって飲んだんだけど。あれって、もう無効?」

「・・・そうだった。いや、利くハズだ。なら、大丈夫、かな」

「じゃあ、あたしが行く!・・・って、ちょっと待って、何であたしが一番敏感に追えるの?」

「女の子だから、かな。女の子の目は男よりも、見ているものを細かく分析できる。・・・なんてね。本当の理由は、サラがマヤに惚れてるから、かな。マヤを見つけたい想いが一番大きいから、いいんじゃないの?っていう」
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