魔物☆に恋して~透明な誓い~
「傷、ここだよ。手当てしていい?・・・じゃないと、死ぬけど」
あたしはそこを見た。
右腕がぱっくりと裂けて、血を吐いている。
うわああああ。
「てっ、手当てしてっ!!」
言うと、目の前の美形はゆっくりとうなずいて、さらにゆっくりとした手つきで包帯を巻き始めた。
「違う世界に、高速で飛ばされるから、人間には耐えられないんだよ。
だから、こうして、体が裂けちゃう」
はっとする。
そうだ。
あたしは、マヤの後を追いかけてきたんだ。
くらくらしながら、頭を起こす。
あたしはそこを見た。
右腕がぱっくりと裂けて、血を吐いている。
うわああああ。
「てっ、手当てしてっ!!」
言うと、目の前の美形はゆっくりとうなずいて、さらにゆっくりとした手つきで包帯を巻き始めた。
「違う世界に、高速で飛ばされるから、人間には耐えられないんだよ。
だから、こうして、体が裂けちゃう」
はっとする。
そうだ。
あたしは、マヤの後を追いかけてきたんだ。
くらくらしながら、頭を起こす。