魔物☆に恋して~透明な誓い~
「ごめんなさい。ユメです。何でもないです」

あたしは、恥ずかしさのあまり、謝ってしまう。

「叫ぶほどの、ユメだったの?」

あああ。

あたしは両手で顔を覆う。

もう、それ以上突っ込まないで。

触れないで。

恥ずかしすぎる。

ユメ見て、うなされるばかりか、叫んだなんて。

「・・・どんなユメだったの?」

訊いちゃうんだ。

あたしは、涙目で、マヤを見た。

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