魔物☆に恋して~透明な誓い~
ふわふわだと思ったら、あたしは、綿のカタマリの上にいる。

どうも、地面に生った巨大な綿の実の上に、いるのらしい。

まぶしいような青空に囲まれていて、林があって、遠くに湖がある。

そのどの色彩も、淡くて綺麗で、優しくて。

空気の中には、キラキラ光る粒子が混在しているように見える。

「ここは・・・」

「天界だよ。遠くに神殿が見えるだろう?あそこには、位の高い天使さまたちが
いる」

あたしはそっと目の前の美形に視線を戻す。


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